大きな、大きな、一区切り

本日をもって芦屋少年少女合唱団の指導から離れることとなりました。
6歳から約20年の時を合唱団と共に歩み、本当に得難い経験をたくさんさせていただきました。オペラに初めて乗ったのは小学4年生の時、カルメンの子役でした。その時の高揚感は今でも忘れられず、今でも歌えるほどにくっきりと記憶に刻まれています。
大好きな子供たち、先生方、保護者の皆さま。居心地の良い環境でみんなと共に歩んでこれたこと、感謝しきりです。

大学卒業とともに指導に回り、大学院に入り、修了し、声楽家として本格的に歩み始めてから丸2年が経ちました。自分の環境が目まぐるしく変わる中、気づけば合唱団の指導者という立場になってから早5年です。
合唱団のために子供たちのためにありたいと思う傍ら、声楽家として生活していくためには、色んな犠牲が必要となり、そして線引きをきちんとできない自分の未熟さを知り、どうにかできないかといつも考えていました。断腸の思いで一度まっさらな自分に立ち返り、新たな一歩を踏み出したいと思います。

次はひとりの声楽家として皆さんとお会いできる日が来ることを祈りながら研鑽を積んで参ります。
もはや物心ついて初めての、土曜日に合唱団がない日々が始まります。しばらくは寂しい想いが消えないと思いますが、はやく前を向いて進んでいきたいです。

温かいお言葉、綺麗なお花、こんな風に送り出してもらえて本当に嬉しい。アルバム一つ一つのメッセージが身に染み渡っています。この決断に責任をもって頑張らないといけません!これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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